No.31 ビジネスにおける感情の重要性(職種別の感情マネージメント)
Column
感情解析コラム
2025.11.05
Solution
No.31 ビジネスにおける感情の重要性(職種別の感情マネージメント)
はじめに
前2回のコラムでは、営業活動や自治体職員の住民からの滞納回収業務を例にして、業務における感情のマネージメントについて説明をしました。
今回のコラムでは、少し範囲を広げてさまざまな職業で感情がどのように機能しているかをまとめてみました。
感情と仕事
私たちは日々、さまざまな職業人と接しています。
その仕事の成果には、専門的な知識や技術だけでなく、「感情のコントロール」や「感情の表現」が大きく影響しています。
感情を適切にマネージメントすることはビジネス成果を上げるために必須の活動です。
本稿では感情マネージメントについて少し深掘りして解説したいと思います。

職業によって求められる感情のあり方は異なりますが、大きく分けると「感情を武器にする仕事」と「感情を抑える仕事」があります。
感情を武器にする仕事
営業、教師、芸術家、政治家、スポーツ選手などは、自らの感情を積極的に外へ表現し、それを成果に結びつけます。
- 特徴:熱意を伝えることで相手を動かす。悔しさやストレスを次の行動の原動力に変える
- プラスに働く感情:情熱、やる気、共感・愛着
- 必要なスキル:モチベーション維持力、表現力、情熱の持続力
- 成功イメージ:「熱意で人を動かす」 → 顧客が購入する、生徒がやる気になる、観客が感動する
感情を武器にする仕事は、感情を燃料にしてより良い成果を生むことができます。
感情を抑える仕事
医師、パイロット、看護師、警察官、消防士といった職種は、危機的な状況でも冷静さを保ち、感情よりも正確さや安全性を優先します。
- 特徴:怒りや恐怖、不安を抑え、冷静沈着に行動する。
- プラスに働く感情:落ち着き、安心感、使命感
- 必要なスキル:自己制御力、ストレス耐性、冷静沈着さ
- 成功イメージ:自己制御力、ストレス耐性、冷静沈着さ
感情を抑える仕事は感情を制御してより良い成果を生むことができます。
感情マネージメントの大切さ
上記をまとめると表1のようになります。
| 職業分類 | 代表的な職業 | 感情の使い方 | プラスに働く感情 | 必要なスキル |
| 感情を武器にする職業 |
営業 教師 芸術家 政治家 スポーツ選手 |
熱意を前面に出し、人を動かす。悔しさやストレスを原動力に。 |
情熱 やる気 共感・愛着 |
モチベーション維持 表現力 情熱の持続 |
| 感情を抑える職業 |
医師 パイロット 看護師 警察官 消防士
|
怒りや恐怖を抑え、冷静沈着に正確な行動を取る。 |
落ち着き 安心感 使命感 |
自己制御 ストレス耐性 冷静沈着さ |
感情は目に見えない存在ですが、明らかにビジネスの成果を左右します。
従って、今後のビジネスで成功を収める為には、感情を武器にする仕事でも、感情を抑える仕事でも、適切に「感情のマネージメント」を行うことが重要です。
例えば
- 営業現場で「顧客がどの瞬間に心を動かされたか」を把握する。
- 医療や安全管理の現場で「冷静さを乱すストレス要因」を把握する。
- 管理職は社員や職員のモチベーションの維持や共感形成に利用する。
- 教育では生徒をやる気にさせる感情形成を試みる。
など、感情のマネージメントはビジネスで成果を出すためには必須です。
しかし、この重要性はまだまだ社会的に認識が薄いように感じます。その理由は次のようなものでしょう。
・「感情」は曖昧で非科学的と見なされ、売上や効率などの定量指標に比べて軽視されている。
・組織の教育・マネージメントはスキルや知識中心で、感情マネージメントは体系化されていない。
この状況を解決するには、次のような施策が必要です。
定量化:感情を数値化し、客観的に把握・分析できるようにする。
教育・トレーニング:管理職や教育者に感情リテラシーを教育する。
組織文化:心理的安全性を高める仕組みを整備する。
テクノロジー利用:音声感情解析テクノロジー及びAIを用いてリアルタイムに感情を捉え、改善に活用する。
当社の役割
当社は声から話者の内面の感情を推定する音声感情解析テクノロジーを提供しています。
会議や商談中に感情の推移をリアルタイムに可視化し、録音データを解析してレポートを提供するなど、感情マネージメントを支援するサービスを展開しています。
これにより、個人・組織・教育機関において、感情に配慮した新しいマネージメントの実現を可能にします。
ご興味のある方は是非当社までお問い合わせください。
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