No.3 真の感情と偽りの感情の違いと検出テクノロジー について
Column
感情解析コラム
2024.03.05
Technology
No.3 真の感情と偽りの感情の違いと検出テクノロジー について
Contents
はじめに
当社はイスラエルのNemesysco社及びそのグループ会社であるEmotion Logic社との技術提携を通して、人間の話す音声から話し手がどのような感情でいるのかを解析する技術(LVAテクノロジー)の普及に努めています。
音声から感情を抽出する製品を販売している企業は他にもありますが、LVAテクノロジーは他社製品とは異なり「真の感情」を検出するのが大きな特長です。

真の感情について
では真の感情とは何か、他にどんな感情があるのかについて説明したいと思います。
真の感情はなぜ重要なのか
交渉やミーティングで、人は相手の感情がどのような状態なのかを判断して意思決定をすることが多々あります。
「彼があんな真剣に言うのだからプロジェクトにGOを出そう。」 「彼の話はどうも誠実さに欠けるから融資は断ろう。」 「彼女の話は本当なら同情に値するが、何かウソっぽいから支援するのは見送ろう。」
など、交渉相手の感情状態を推測して、次の行動の意思決定をすることは往々にしてあります。
このように、交渉相手の感情状態を正しく判断することは、ビジネスの基本と言っても過言ではありません。
しかし、感情には社交辞令的な作り笑いや、見栄や打算、あるいは他人に迎合するために表す作為的感情、同情を買うための偽りの感情、俳優が演じる心のうちとは無関係な演技的な感情があります。
交渉相手のこれらの感情表現が心の内で感じているものであると誤解してしまうと、重要な意思決定ミスを犯してしまうかもしれません。
逆に言えば、相手の心の内がわかれば、正しい意思決定をする確率が飛躍的に高まります。
この心の内を「真の感情(Genuine Emotions)」と名付けています。
真の感情(Genuine Emotions)の特徴
上述したように真の感情とは心の内です。
偽りや操作のない自分の内なる考え、感覚、反応の真の表現です。
真の感情は、その人の信念、価値観、経験を反映し、刺激や状況に反応して自然に生じるもので、次のような特徴があります。
真正性 : 見せかけや偽りのない、個人の真の考えや感覚を反映しています。
深み : 強い信念と激しさが伴います。
一貫性 : 外的要因や期待に影響されず、その人の本物の信念、価値観、経験に沿っています。
脆弱性 : 多くの場合、ある程度の開放性と脆弱性を伴います。
偽りの感情

では、偽りの感情とはどのようなものでしょうか。
次のような感情が該当します。
1. 人工的な感情 (Artificial emotion)
機械やAIソフトが人間を模倣した感情です。
人間と同じような表情・声質の変化や行動を伴うこともありますが、本質的な意味での主観的な体験ではありません。
音声合成ソフトの感情表現などがこれに当てはまります。
2. 演技的感情(Acting emotion)
映画や小説の登場人物の俳優が、演技として表現する感情です。
一般的に、その人の本物の信念、価値観、経験に沿っていません。
3. 表面的な感情 (Superficial emotion)
本当に感じている感情ではなく、見栄や打算、あるいは他人に迎合するために表に出す感情です。
社交辞令で笑顔を見せる、相手に話を合わせて笑ったり泣いたり怒ったりする場合などがこれに相当します。
4. 偽りの感情 (False emotion)
相手を欺いて利益を得るために悪意を持って意図的に作り出される感情です。
詐欺師が同情を誘うために嘘泣きをするなどがこの典型です。
LVAテクノロジーの凄さ
当社が技術提携しているイスラエルのNemesysco社及びそのグループ会社であるEmotion Logic社は音声から話者の感情を解析するソフトウエアを開発している企業です。
この中心的なテクノロジーはLVA(Layered Voice Analysis)といわれるもので、話者の「真の感情」を推測できるものです。
これはNemesysco社が20年以上にわたり、様々な人種、言語、性別、地域での音声サンプルを独自の数学モデルで分析して可能となったテクノロジーです。
人間の感情には随意感情と不随意感情があります。
前者は作られた感情で、後者が真の感情です。
例えば俳優は「人は熊と遭遇したらこのように怖がるだろう」と頭の中で想像し、その想像をもとに怖いという「演技的感情」を作り出します。これが随意感情の例です。
一方、もしあなたが山中で道に迷い熊に突然遭遇したら、演技をする暇もなく怖いという感情が自然発生的に誘発され、足は立ちすくみ、声もかすれ、人によってはパニック状態に陥ります。
これが不随意感情すなわち真の感情の例です。
同じ怖いという感情でも演技的感情と真の感情とでは声帯と声道の動きは微妙に異なり、その音声波形の周波数特性や時間的特性には有意な差が現われます。
LVAはこれをとらえて真の感情を検出しています。

我々の知るところ、真の感情と偽りの感情を区別して検出できるテクノロジーはLVAだけです。
当社がNemesysco社及びそのグループ会社であるEmotion Logic社と技術提携した理由はここにあります。
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